「160cm 人生詰んだ」
「低身長 モテない」
そう検索して、ここにたどり着いたんだろ。
気持ちは痛いほど分かる。俺も同じ言葉を、何百回も検索窓に打ち込んできたから。
先に言っておく。この記事は「身長なんて気にするな」とか「中身が大事だよ」みたいな、きれいごとを言う記事じゃない。そんな言葉で救われるなら、君はとっくに救われてる。わざわざ検索なんてしてない。
俺は160cm、32歳、独身。地方で現場仕事をしている。顔が特別いいわけでもない。スペックだけ並べたら、たぶん世間の言う「負け組」に分類される側の人間だ。
でも俺は、まだ負けたとは思っていない。
なぜそう言い切れるのか。何を考えて、何をやってきて、今どこにいるのか。この記事で全部、正直に話す。長くなるけど、もし本当に「人生詰んだ」と思ってここに来たなら、最後まで読んでほしい。読み終わる頃には、少しだけ気分が楽になっているはず。
第1章:昔は「小さいこと」が武器だった
ひとつだけ、先に思い出してほしいことがある。
俺は最初から、小さいことを呪っていたわけじゃない。
保育園の頃、俺はむしろ「小さいことが羨ましがられる」存在だった。体が小さいぶん身軽で、足が速くて、ちょこまか動けて、みんなが「すげー」って見てくれた。鬼ごっこでも捕まらない。かけっこでも前のほう。小ささは、あの頃は間違いなく武器だった。
でも、小学校に上がってから、歯車が静かに狂い始める。
周りの男子が、一人、また一人と背を伸ばしていく。なのに、俺だけがそのまま取り残された。結局小学1年〜6年まで列の一番前。集合写真でいつも最前列。
当時、俺はサッカーと水泳を習っていた。
サッカーでは、競り合いになると簡単に吹き飛ばされた。技術がどうこう以前に、体当たりされたら終わり。フィジカルで勝てない。ボールを持っても、体格のいい相手に寄せられると、それだけで自由を奪われる。
水泳でも、同じ壁にぶつかった。腕が短いぶん、ひと掻きで進む距離が短い。同じだけ手を回しても、体の大きい子のほうが速い。ゴールのタッチも、手を伸ばしているのに、なぜか遠く感じる。手が届かない、あの感覚。
同じだけ頑張っても、体が小さいというだけで、最初から不利な場所に立たされている。
このことを、俺は子どもながらに、何度も何度も味わってきた。努力の問題じゃない。生まれつきのスタートラインが、後ろにある。
たぶん、君にも似たような記憶が、ひとつやふたつあるんじゃないか?
第2章:社会人になって、現実は牙を剥いた
それでも、学生のうちは、まだよかったんだ。
高校生から専門学生くらいまでの恋愛は、「彼氏がほしい」「彼女がほしい」くらいの軽いノリだった。もちろん、中には学生時代の付き合いからそのまま結婚する人もいる。でも全体としては、近くにいる人、なんとなく気の合う人と付き合う、みたいな世界だった。身長が全てを決める、という空気ではなかった。
問題は、社会人になってからだ。
大人の恋愛は、ガラッと色が変わる。「付き合う」が「結婚を意識する」に変わる。相手も、将来を見据えて人を選ぶようになる。恋愛ごっこじゃなくなる。
その現実を、いちばん残酷な形で突きつけてきたのが、マッチングアプリだった。
アプリを開いて、愕然とした。高身長のイケメンに、「いいね」が殺到している。一方で、俺みたいな160cmは、プロフィールを開いてもらうことすら難しい。スワイプされて消えていく。存在を、認識すらされない。
一時期身長欄を空欄にしてみた。
マッチング率は上がった。だが、メッセージのやり取りをするとほぼかならず身長を効かれていた。正直に答えていた。
言われる言葉は「え?私より小さいの?」とか「すみません…さすがに小さすぎます」などだった…
しかも、追い打ちをかける話を聞いた。
SNSで、こんなアンケートを取った人がいたらしい。「高身長ブス」と「低身長イケメン」、付き合うならどっち?——結果は、圧倒的に「高身長ブス」が好まれた、と。
顔がよくても、低いだけでアウト。背の高さが、顔のよさを上回る。そういう現実が、数字で突きつけられる。
「なんでだよ」と思った。
ここで俺は、冷静に「身長は変えられるのか」を調べ始めた。現実を、ちゃんと直視したかった。
顔は、まだいい。金をかければ、ある程度は変えられる。歯列矯正、スキンケア、場合によっては美容医療。時間と金で、なんとかなる余地がある。
でも、身長は違う。金があっても変えられない。
テレビで観たことがある。海外には、骨を外科的に少しずつ伸ばす「骨延長手術」というものがあるらしい。脚の骨を切って、器具で少しずつ引き離して伸ばす。移動費や手術代を含めると、3000万円くらいかかる、と。
3000万。仮に、もし仮に、それが払えたとして。
そこで知って、本当に愕然としたことがある。骨は伸ばせても、神経や腱は伸びないらしいんだ。骨だけ無理やり伸ばせば、神経や腱が追いつかず、体を壊す。最悪、歩けなくなるリスクすらある。
つまり身長は、3000万積んでも、本当の意味で「安全には変えられない」
それを知ったとき、俺の中で、ひとつの結論が出た。これはもう、変えられない。受け入れるしかない。——でも、それは「諦める」とは違う。ここからが、本当のスタートだった。
第3章:「好きでチビに生まれたわけじゃぁねえ」
正直に書く。悔しかった。
自分だって、好きで低身長に生まれてきたわけじゃない。選んだわけじゃない。小さい頃は大きくなったら伸びる、伸びると言われ続けてきた。
だが、気づいたら、この身長のままだった。
君は、身長が少し高いだけだろ。たったそれだけで、なんでそっちのほうがモテるんだ?なんで最初から有利なんだよ…
——何度も、そう思った。鏡の前で、アプリの画面の前で、夜中に天井を見ながら。
でも、ある時、俺はふと立ち止まって、冷静に考えてみたんだ。
「低身長だから恋愛対象から外れる」。これって、本当にそうなのか?
違う。よく考えたら、それはただの「食わず嫌い」と同じなんだ。
身長というたった一つの数字だけを見て、その奥にある人間性も、清潔感も、雰囲気も、何も見ようとせずに、最初から弾いている。食べてもいないのに「嫌い」と言っているのと同じ。
だったら、話はシンプルになる。
その「奥にある魅力」を、相手が見ざるを得ないくらいに磨けばいい。身長以外のどこかで、印象を強烈にプラスへ振る。それができれば、食わず嫌いは、ひっくり返せる。
考えてもみてくれ、世の中の女性全員が、身長だけで人を選んでいるわけじゃない。「身長は低いけど、なんか清潔感があって素敵」「小柄だけど、雰囲気がある」——そう思わせることが、できないわけじゃない。
身長は変えられない。それは認める。
でも、それ以外は、全部、変えられる。
第4章:だから俺は”全部やる”と決めた
ここで、俺の中で完全に答えが出た。
身長”だけ”がハンデなら、身長以外の全部をパーフェクトにすればいい。見た目も、清潔感も、体型も、立ち居振る舞いも、全部。そこまでやり切って、それでもダメだったときに、初めて「負け組」だと認めよう。
何もやっていないうちから「チビだから無理」と諦めるのは、ただの逃げだ。ハンデを言い訳にして、努力から逃げているだけ。それじゃ、何も変わらない。
しかも、よく考えてみてほしい。
身だしなみを整える。筋トレして体型をよくする。ヒゲを脱毛する。ファッションを学ぶ。髪型を整える。——これらに、身長は1ミリも関係ない。背が高かろうが低かろうが、誰にでも平等にできることだ。
それどころか
何もしなくてもモテそうな、もともと顔のいい芸能人や、スタイルのいいインフルエンサーですら、こういう努力を当たり前にやっている。元から恵まれている人間が、さらにプラスを積み上げている。脱毛もする、スキンケアもする、体も鍛える、服も研究する。
なら、ハンデを背負っている俺が、それをやらなかったら、どうなる?
差は、開く一方だ。永遠に肩を並べられない。スタートラインがただでさえ後ろなのに、走るのをやめたら、距離は広がるだけ。
恵まれた人間がやっていることを、ハンデのある自分こそ、人一倍やらなきゃいけない。
そう腹をくくった。これが、俺の出発点だ。
第5章:俺が実際にやって、変わったこと
きれいごとや精神論で終わらせる気はない。ここからが、本題だ。
俺が実際に金と時間をかけてやってきて、「これは本当に変わった」と実感できたことを、ひとつずつ、正直に話していく。
① ヒゲ脱毛 — 一番、効果がわかりやすかった
最初に手をつけて、いちばん「やってよかった」と思っているのが、ヒゲ脱毛だ。
俺はずっと、青髭が悩みだった。朝しっかり剃っても、昼にはもう青い。剃っても剃っても、肌の下にヒゲが透けて見える。不潔に見えるし、老けて見える。これがコンプレックスだった。
医療脱毛に通い始めて、結論から言うと、10回受けた今、あれだけ悩んでいた青髭はほぼ消えた。
ただし、正直に書いておく。1〜2回では何も変わらない。俺の場合、5回目あたりから「あれ、薄くなってきたか?」と感じ始めて、8回を過ぎた頃に「あ、消えたな」とはっきり実感した。毎日欠かさず剃っていたヒゲが、今では1週間剃らない週があるくらいまで減った。
清潔感が一気に変わる。「青髭が消える」というのは、低身長とか関係なく、全男が得をする投資だと思う。
詳しい10回の経過、何回目で何が変わったか、痛みはどうだったかは、別記事に全部書いた。
▶ 【青髭が消えた】ヒゲ脱毛で青髭はなくなる?32歳・現場仕事の俺が10回通って検証した結果
▶ 【毎日剃る→1週間放置】ヒゲ脱毛は何回で薄くなる?10回通ったリアル経過レポート
② ファッション — 低身長は「サイズ感が9割」
次に効いたのが、ファッションだ。
ただし、勘違いしないでほしい。高いブランド服を買え、という話じゃない。
160cmとして長年ファッションと向き合ってきて、確信したことがある。低身長のファッションは「サイズ感が9割」だ。
低身長メンズが野暮ったく見える最大の原因は、「服に着られている感」。肩が落ちている、着丈が長すぎる、袖が余っている——これらは全部、サイズが合っていないことで起きる。逆に言えば、プチプラでも、自分の体に合ったサイズ感の服を着ているだけで、清潔感と大人っぽさが一気に上がる。
俺が意識しているのは、女性目線のシンプルなコーデ。奇抜さや個性で勝負しない。清潔感と「きちんと感」で勝負する。低身長がゴテゴテ盛ると、ますます野暮ったくなる。引き算がいい。
サイズ感の具体的な選び方、低身長がスタイルよく見える「上4:下6」の黄金比については、この記事に詳しくまとめた。
▶ 【9割はサイズ感で決まる】160cmメンズのファッション|上4:下6の黄金比とは?
③ 髪型 — 30代は「無難」が最強
意外かもしれないが、髪型も印象を大きく変える。
低身長の髪型というと「トップにボリュームを出して身長を高く見せろ」みたいなアドバイスが多い。間違ってはいない。でも、30年生きてきて俺がたどり着いた結論は、もっとシンプルだ。
32歳を超えてくると、オシャレな髪型よりも「無難な髪型」のほうが女性ウケがいい。
20代の頃は、染めたりマッシュにしたりパーマをかけたり、「個性的な髪型」がウケた。でも30代になると、清潔感のある無難なスタイルが最強になる。奇をてらわない。これは現場仕事の男にも、スーツを着る男にも、共通して言えることだ。
▶ 低身長メンズのヘアスタイル|身長高く見せる髪型3選と絶対NGな髪型【160cm実体験】
④ 身だしなみの徹底 — 「清潔感」は細部に宿る
これは地味だけど、めちゃくちゃ大事だ。
口臭ケア。体臭ケア。香水。——細かい。でも、ここで圧倒的に差がつく。
女性が言う「なんか清潔感がある人」というのは、生まれつきの何かじゃない。こういう細部の積み重ねでできている。逆に、どれだけ服や髪を整えても、口が臭かったら、体が臭かったら、一発で台無しになる。
香水も、つけすぎはダメだが、ほのかに良い香りがする男は、それだけで印象がプラスに振れる。低身長とか関係ない。誰にでもできて、効果がある投資だ。
⑤ 体型改善 — これは、今も闘っている最中
最後に、正直に書いておきたいことがある。
筋トレとダイエット。これは、まだ「成功しました」と胸を張って言える段階じゃない。今も、現在進行形で試行錯誤しながら闘っている。
身長は変えられなくても、体のラインは変えられる。だから筋トレをして、体型を変えようとしている。でも、これがすんなりできたら苦労はしない…
ただ痩せるだけなら、食べなければいい。それは簡単だ。でも、筋肉を落とさずに、脂肪だけを落とす——これが本当に難しい。時間がかかるし、食事の管理も要る。一進一退で、何度も心が折れそうになる。なんなら何回も折れてるかもしれない…
でも、それでいいと思っている。
途中だって、止まっていなければ前進だ。完成された姿を見せるより、今まさに闘っている姿を、俺はこのブログに正直に残していきたい。失敗も、停滞も、全部ひっくるめて。
第6章:君も、まだ終わってない
長くなった。最後に、これだけは言わせてくれ。
160cmは、たしかにハンデかもしれない。これから先も、羨ましいと思う相手が、いくらでも目の前に現れる。背の高い男が、何の努力もせずモテているのを見て、理不尽だと感じる夜がある。それは、認める。俺も、今もそう感じる。身長の悩みが完全に消えたわけじゃない。むしろ、歳を取るごとに、重く感じることすらある。
でも、ハンデがあるからって、「積み」じゃない。
身長以外でやれることは、まだ山ほど残ってる。ヒゲ脱毛、ファッション、髪型、身だしなみ、体型。そしてその「やれること」は、身長が高かろうが低かろうが、誰にでも平等に与えられている。君にも、俺にも。
俺は、「身長だけがチビで、それ以外は全部やりきった」——そう言える状態になるまで、絶対に自分を「負け組」だなんて認めない。やれることを全部やって、それでもダメだったとき、初めてその時に考える。でも、その日はまだ、ずっと先だ。
このブログは、その過程の全記録だ。160cmの、地方の、冴えない男が、見た目も、金も、人生も、どうやって巻き返していくのか。そのリアルを、成功も失敗も隠さず、これから一つずつ、ここに残していく。
同じように「人生詰んだ」と検索して、どこかでこの記事にたどり着いた、君へ。
まだ、終わってない。
一緒にやろう。
身長に囚われるな。漢は黙って、生き様で勝負だ。


コメント