ヒゲ脱毛の広告でよく見る「月々3,000円〜」。あれを見て「それなら通えるかも」と思った人にこそ読んでほしい。先に結論を言うと、あの正体は信販会社を通した医療ローン、つまり借金だ。俺自身、脱毛の支払いは医療ローンで払った。だから否定はしない。ただ、仕組みを知らずにサインするのと、知った上で選ぶのとでは全然違う。この記事で全部説明する。
「月々◯円」の正体:医療ローンの仕組み
クリニックの分割払いは、クリニックが独自にやっているわけではない。ほとんどの場合、提携している信販会社(ローン会社)との三者契約だ。流れはこうなる。
- 信販会社がクリニックに施術代金を一括で立て替える
- あなたは信販会社に毎月返済していく
- 審査がある(職業・年収などを書く。通らないこともある)
つまり構造はクレジットカードの分割やマイカーローンと同じ。「医療」とついていても、健康保険が効かない自由診療の借金であることに変わりはない。
「金利ゼロ」には2つのパターンがある
「分割手数料ゼロ」「金利0%キャンペーン」という表示も見かける。タダに見えるが、カラクリはだいたい次の2つだ。
- ①クリニックが金利を負担している:あなたの代わりに店が信販会社へ手数料を払う。客を増やすための販促コスト
- ②金利分が最初から料金に乗っている:見えないだけで、コース価格に織り込み済み
どちらにしても、世の中にタダの分割は存在しないと思っておいたほうがいい。逆に、金利がかかる通常の医療ローンの場合、回数によっては総支払額がコース価格より数万円増えることもある。
「月々3,000円」を見たら確認すること:何回払いか
月々の金額を小さく見せるには、分割回数を増やせばいい。極端な話、18万円を60回払いにすれば月3,000円になる。でもそれは5年間払い続けるということだ。脱毛の通院が終わっても支払いだけが残る期間が生まれる。
広告の「月々◯円」を見たら、確認するのは次の3つだけでいい。
- 何回払い(何年)の計算か
- 金利・分割手数料を含めた総支払額はいくらか
- 一括で払った場合との差額はいくらか
俺はローンで払った。その上で言えること
俺の場合はこうだった。最初は「5回・10万円くらいでヒゲ脱毛はできる」と思っていた。10万円なら頑張って払おうと決めてカウンセリングに行ったら、説明されたのは「回数を重ねないと青髭は消えない」という事実。1回あたり約2万円の計算で、10回〜15回は必要だと言われた。つまり想定の約2倍、18万円の世界だった。
正直、そのときの俺に18万円の持ち合わせはなかった。それでも「金利ゼロで、ボーナス払いの2回で払い切れるなら」と考えて医療ローンを組んだ。月々を細かく刻む長期分割ではなく、支払い回数を最小にして早く終わらせる形だ。実際、契約した年の夏と冬のボーナスで支払いは完了している。
結果として後悔はしていない。青髭感が消えるというリターンは毎朝実感できているし、支払いをその年のうちに終わらせられたのも大きかった。ただ、それは「総額18万円を先に把握して、ボーナスで確実に払える計画だったから」だ。総額を知らずに月々の安さだけでサインしていたら、印象は全然違ったと思う。
組んでいい人・やめたほうがいい人
俺なりの線引きはこうだ。
- 組んでもいい人:総支払額と差額を確認済み/毎月の返済が手取りに対して余裕で払える額/返済期間中の収入が安定している
- やめたほうがいい人:総額を見ずに月々の安さで決めようとしている/他にもローンやリボ払いがある/貯金ゼロで、何かあったら返済が止まる状態
迷うくらいなら、まず貯めてから一括で払うか、1回ずつ払える通い方(都度払い)を選ぶ手もある。都度払いについては都度払いとコースの比較記事で詳しく書いている。
まとめ:ローンは悪じゃない。知らずに組むのが危ない
医療ローン自体は、まとまった現金がなくても脱毛を始められる仕組みで、俺も使った。ただしそれは借金であり、「月々◯円」は総額を小さく見せる見せ方でもある。確認すべきは総支払額・分割回数・一括との差額の3つ。ここさえ押さえれば、ローンはただの選択肢の一つになる。
ヒゲ脱毛の総額そのものの計算式(10回18万円のリアル)は、総額の計算式の記事にまとめている。あわせて読んでほしい。

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